2024/01/05
法人?大学

新年のご挨拶 理事長 矢﨑 義雄/学長 林 由起子

コロナ禍を超えて

理事長 矢﨑 義雄

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 謹んで新春のお慶びを申し上げます。そして新しい年を迎え、皆様に年頭のご挨拶を申し上げます。

 昨年、令和2年から続く新型コロナウイルス感染症の感染法上の指定が2類相当から5類へと移行しましたが、収束したわけではなく、現在も附属病院では、緊張感をもって患者さんの受け入れ態勢を整えております。一方、社会面では、制約はあるもののコロナ前に戻りつつあります。本学においても、十分な感染対策を実施したうえで、東医祭や来場型オープンキャンパスの開催や1ヵ月の海外臨床実習を再開することができました。さらに、教員ばかりでなく、本学学生の研究活動が海外の学会で受賞するなどの嬉しいニュースが多く聞かれました。これには、建学の精神である「自主自学」に基づいた学生の「能動的な学び」を推進するための「自由な学び系科目」の充実などの特色あるカリキュラムの改革が大きく貢献したことと存じます。

 一方、本学は入試にかかわる不適切事案以降、入試改革並びにコンプライアンス、ガバナンスの強化などの改革を行い、改善に向けた諸施策を実行してきました。その結果、課題であった私立大学等経常費補助金が全額交付となるとともに、大学基準協会による機関別認証や、医学教育分野別評価、看護学教育評価等の「適合」認定を受けることができました。さらには、本学が従来から取り組んできました教育、研究体制の整備とその実績が国際的にも高く評価され「THE 世界大学ランキング 2024」では、我が国の私立大学において第3位、私立単科大学では第1位にランクされており、教職員一同自信を持つとともにさらに先に進むべく心を新たにした次第です。

 各施設の整備事業については、「将来構想統括会議」で検討を重ね、共同ビル(仮称)は、建築費高騰と資材不足により計画実施が遅れておりますが、本年中には工事入札公告予定です。また、新宿キャンパスの総合棟(仮称)は、基本設計を終え、いよいよ実施設計に着手し、着工に向けて準備を整えていきます。建学の理念と伝統を継承し、学生と教職員が多様な活動と交流を通して豊かな知性と感性を育む、緑豊かで落ち着いたキャンパスが完成すれば、本学がさらに発展するものと期待されます。創立50周年を記念して同窓会により建設された記念会館も、新たに総合棟(仮称)に併設する予定です。また、八王子医療センターにつきましても、基本設計の最終段階となり、将来の経営を勘案しつつ実施設計に着手し、南多摩医療圏における基幹病院として、最先端で最適な医療を提供する大学病院として強化を図ります。

 英威廉希尔公司官网_中国体彩网-唯一官网及び八王子医療センターの運営基盤の確立も喫緊の課題です。地域の医療ニーズに合わせた医療の提供を中心に行う体制の整備が検討されています。

 本学のミッション、ビジョンに基づいた中長期計画を確実に進め、社会情勢の変化にしっかり対応できる英威廉希尔公司官网_中国体彩网-唯一官网としての発展を目指して、教職員の皆さんとともに努めていきたく存じておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

飛躍

学長 林 由起子

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 明けましておめでとうございます。本年は辰の干支にあやかり「飛躍の年」にしたいと思います。

 不適切入試事案から5年が過ぎ、本学はガバナンスを強化し、公正な入学者選抜を継続することで、2021年4月に大学基準協会の機関別認証が戻り、2022年10月に医学科、看護学科ともに分野別評価を受審し、「適合」認定を得ることができました。私立大学等経常費補助金も2023年度は全額交付となりました。長い道のりでしたが、ようやく次年度から定常状態に戻ります。いよいよ力一杯前に進むことができます。

 本学は中長期計画2016-2025(VISION 2025)で掲げている「多様性?国際性?人間性に支えられた最高水準の医科大学の実現」を目指し、さまざまな改革を行っています。

 医学科は多様な学生の入学を期待し、2024年度入試から全国ブロック別学校推薦型選抜を開始し、2025年度からは英語検定試験利用学校推薦型選抜と学士選抜を新たに設けます。看護学科は2025年度より面接方法を改良し、より人間性を重視した入学者選抜を実施予定です。高大連携等を通じた未来の医療を担う人材育成にも力を入れています。 

 医学科は新しいモデルコア?カリキュラムや臨床実習前試験の公的化など、より実践的な医学教育が求められ、さまざまな取り組みを検討しています。看護学科は新カリキュラムの完成年度を迎えます。大学院医学研究科は大幅に組織改革を行うことでより柔軟な体制となります。そして大学院看護学研究科は2025年度の開設を目指して着実に準備を進めています。

 新型コロナウイルス感染症による混乱は落ち着きつつありますが、その傷跡は深く、特に教育現場では、基本的な生活習慣や医療人としての自覚と態度が十分に育っていない学生が見受けられ、教職員による多方面からのきめ細やかな対応が不可欠となっています。一方で、意欲的な学生も多く、医学科で昨年度から開始した自由選択科目は着実に成果をあげています。2023年は学生の表彰も過去最多となりました。学生の活躍はホームページや学長かわら版等で紹介しておりますので、ご覧ください。

 研究面では「患者に優しい医学研究」を全学的に展開し、学内外の連携を強化することでインパクトのある研究成果を挙げていきたいと思います。

 昨年は内部質保証と中長期計画との位置付けを明確にし、本学の教育の質保証を短期的?中長期的に俯瞰する体制が整いました。今年は7年に一度の機関別認証の受審を控えています。未来志向のキャンパス整備計画も着々と進んでいます。本学は「THE 世界大学ランキング 2024」において、わが国の全私立大学で3位以内に入るという快挙を成し遂げました。充実した教育研究基盤のもとで、今まさに最高水準の医科大学を目指す時が来ています。

 皆様にとりまして幸多き1年であります様、心よりお祈り申し上げます。

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